:2010:05/28/15:19 ++ 10 優駿牝馬・・・東京優駿への準備として
ダービーを前に、先日の「GⅠ史上初」1着同着オークスを振り返ってみたい。
10 優駿牝馬 優勝枠 8枠
16番 ステラリード・・・櫻花賞14着
17番 アパパネ・・・櫻花賞1着
18番 サンテミリオン・・・フローラS1着
「8枠揃目」2頭の1着同着で決した今年のオークス。
上記は、その8枠に配置された3頭の直前戦歴である。
既に気付かれている方も多いと思うが、同条件で昨年のオークス1着枠を掲載。
09 優駿牝馬 優勝枠 4枠
7番 ブエナビスタ・・・櫻花賞1着
8番 ディアジーナ・・・フローラS1着
昨年のクラシック2冠馬ブエナビスタが配置されたオークスの4枠。
その同枠馬をディアジーナの直前戦歴を確認すれば、今年のサンテミリオンが同個性の馬であるといった現実に嫌でも気付かされる。
だからこそ、今年のオークスは8枠の優勝。
ブエナビスタ同様の櫻花賞馬アパパネか、09ディアジーナ同様にフローラS1着歴を持込んだサンテミリオン以外に勝ち目はない。
といった、事前見解あるいは事後検証をされる方がいらっしゃるのだろうか?
こんな薄っぺらな検証をされている方はいないとは思うが、今年のオークスの真実は勿論こんな場所にあるのではない。
結論から申し上げれば、オークスのブエナビスタは不動の2着馬であった。
会員への事前提案でも更新をしたが、本来の1着馬は決して8枠には存在していない。
何も私がオークスで馬券を外したからという理由で、こんな屁理屈を話しているのではない。
馬券は勿論獲っているし、会員への事前提案でもアパパネを2着に据えた馬単として、数頭挙げた相手候補馬のなかにサンテミリオンは入っている。
それでも、私が先日の8枠を、なかでもアパパネの優勝を否定するのは、翌週にはダービーが存在するからである。
〇国際GⅠ戦として新生した今年のクラシック。
新生ダービーが、前週の3歳牝馬頂点戦オークスの結果を反映しない訳がないではない。
今年のダービーで勝負を賭けようと考えるのならば、オークスの正確な検証を抜きには決して成立しないのは番組論者ならば誰もが納得することだろう。
だから敢えて再度申し上げる、今年のオークスの8枠は1着枠ではないと。
【2010トライアル】
レース事前,事後に関わらず、今年のオークス8枠が1着枠に成り得ないことは様々証明が出来る。
昨日更新した会員版では、そのほぼ全てを更新済みだがここではその1つを少し紹介したい。
今年施行された3歳トライアルレース、それはクラッシクに限らずニュージーランドTをも含む。
これらの結果は、実は全て同一のものなのだ。
全く一緒の結果が用意されていた、今年のトライアル戦線であったのだ。
出走頭数が12頭だろうと、18頭だろうと関係ない。
2つのグループ分けをした、こちらのグループから優勝馬が出るといった傾向的な話とも全く異なる。
今年のトライアルレースは、全く同一の戦歴を所持した戦歴馬が全て掻っ攫っていったのだ。
3歳トライアルレースとして、最初に施行されるチューリップ賞。
16頭のフルゲートで施行された、今年の優勝馬ショウリュームーン。
彼女の戦歴を確認した時、私は今年の春季トライアルレースの意匠に気付きかされた。
そしてその意匠は、取消馬が発生したフローラSまでずっと継続した。
このオペレーションの中にさえ、今年のアパパネがオークス優勝馬としては無理筋であることを厳然と教えてくれているのだ。
ダービーで勝負をするならば、オークスの正確な後検証を望むならば、今年のトライアルレース優勝馬の検証が一助となることは保証しよう。
その検証が正確に為されるならば、きっと私が否定した8枠の1着性の不可思議に納得頂けることであろう。
- +TRACKBACK URL+